花粉症

花粉症とは、アレルギー性鼻炎の一種で、特に植物の花粉が原因となって、立て続けのくしゃみや鼻水、鼻づまり、目の痒み、目の充血、涙などの症状を引き起こす疾患です。

Q:原因は?

A:日本ではスギ花粉がよく知られていますが、これ以外にもヒノキ、イネ、ブタクサ、ヨモギなど、約50種類の植物が花粉症を起こすと言われています。全ての植物による花粉症を合わせると、日本人の20%以上が何らかの花粉症を有しているデータがあり、その約70%はスギ花粉症であると言われています。樹木花粉としては、スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバなど、草木花粉としては、イネ科のカモガヤやハルガヤ、キク科のブタクサ、ヨモギなどが挙げられます。花粉の飛散時期、つまり症状が出現する時期は、スギ、ヒノキなど樹木では春が中心ですが、イネ科の場合は初夏に、キク科の場合は真夏から秋口に飛散します。

Q:検査は?

A:花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎は、治療を始める前にアレルギーの原因を特定することで、症状を起こりにくくすることが可能です。 アレルギー検査では、問診や血液検査によってアレルゲン(アレルギー症状を引き起こす原因となる物質)を特定します。その上で治療は、抗原回避(アレルゲンを近づけない環境整備)および薬物療法を中心に進めます。

Q:治療は?

A:くしゃみ、鼻水に対しては、抗ヒスタミン薬の内服(症状が出る前から飲み始めると、軽く済むことが多いというデータがあります)、鼻づまりに対しては、抗ロイコトリエン薬、抗プロスタグランジンD2・トロンボキサンA2薬、抗ヒスタミン薬、点鼻の血管収縮薬などを用います。鼻噴霧用スプレーなども効果的です。また、花粉症の季節になると、顔面や首、目の周りなどが荒れてお悩みの方は、スギ花粉皮膚炎と呼ばれる、花粉症に伴う皮膚炎である可能性もあります。