このようなお悩みが気になる方へ
- ✅ しみ(老人性色素斑)、そばかす(雀卵斑)が気になる
- ✅ ニキビ跡が茶色く色素沈着になっている
- ✅ 炎症後に残ったシミが気になる
- ✅ レーザー治療の前に、まず外用薬を試してみたい
- ✅ ご自宅でのスキンケアで肌状態の改善を目指したい
当院でご用意している治療法
当院では、患者様のお肌の状態やお悩みに応じて、以下の外用薬による治療をご提案しております。これらは、医師の診察と指導のもとで使用する医薬品です。
- トレチノイン: 肌のターンオーバーを促す働きのある外用薬
- ハイドロキノン: メラニンの生成を抑える働きのある外用薬
多くの場合、これら二つの薬剤を組み合わせた治療プログラムをご提案します。
| 治療薬 | 主な作用の仕組み | 主な対象 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| トレチノイン | 表皮細胞の分裂・増殖を促進し、肌のターンオーバーを促す | しみ、ニキビ、小じわ、ニキビ跡の色素沈着など | 肌の再生サイクルに働きかける。使用初期に赤みや皮むけ(A-反応)が出ることがある。 |
| ハイドロキノン | メラニンを生成する酵素(チロシナーゼ)の働きを阻害する | しみ、そばかす、肝斑、炎症後色素沈着など | 新たなメラニンの生成を抑制する。単体またはトレチノインと併用して使用される。 |
1.トレチノイン ~肌のターンオーバーを促す外用薬~
トレチノインは、ビタミンA(レチノール)の誘導体の一種で、ビタミンAと比較して約50倍~100倍も強力な生理活性を持つ医薬品です。この強力な作用により、肌細胞に働きかけ、ターンオーバー(新陳代謝)を促進させます。日本では医薬品として未承認のため、医師の診断と厳格な指導のもとのみ処方されます。
トレチノインの作用
表皮ターンオーバーの促進: 表皮の細胞分裂を活発にし、皮膚の新陳代謝を強力に促進します。これにより、古くなった角質や蓄積したメラニン色素の排出を早める効果が期待できます。
皮脂腺の機能抑制: 皮脂腺の働きを抑えて皮脂の分泌をコントロールし、毛穴の詰まりを防ぎます。
真皮のコラーゲン産生促進: 線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンやヒアルロン酸の産生を促し、ハリや弾力性を高める効果が期待されます。
よくある質問 (Q&A)
Q1. 使用中に皮むけや赤みが出ると聞きましたが、大丈夫でしょうか?
A1. トレチノイン治療では、使用開始後数日で、ほぼすべての方に「A-反応(レチノイド反応)」と呼ばれる赤み、皮むけ、乾燥、ヒリヒリ感などが現れます。これは薬剤が効果を発揮している正常な反応ですが、症状が強すぎる場合は医師の指示に従い調整が必要です。
Q2. ハイドロキノンと併用することが多いのはなぜですか?
A2. トレチノインが既存のメラニンの排出を促進し、ハイドロキノンが新しいメラニンの生成をブロックするという相性が良いため、相乗効果でより効率的な改善が期待できるからです。
| 費用(税込) | 0.05%軟膏 5g:1,400円 / 0.1%軟膏 5g:2,100円 |
|---|---|
| 使用方法 | 原則として1日1回(夜のみ)、洗顔・スキンケア後に塗布。翌朝は必ず洗顔料で洗い流してください。 |
トレチノインの禁忌・副作用
【禁忌】妊娠中、授乳中、または妊娠の可能性がある方(妊活中含む)。胎児への影響が報告されているため絶対に使用できません。成分アレルギー、強い炎症がある部位。
【副作用】A-反応(赤み・皮むけ等)、過剰な炎症、紫外線対策を怠った場合の色素沈着悪化。
2.ハイドロキノン ~シミの生成を抑える外用薬~
ハイドロキノンは、イチゴ類やコーヒーなどにも含まれる天然成分で、強力な還元作用を持っています。シミの原因となる酵素「チロシナーゼ」の働きを強力に阻害し、メラニンの生成をブロックします。その効果から「肌の漂白剤」と表現されることもあります。
ハイドロキノンの作用
メラニン生成の抑制: 酸化酵素「チロシナーゼ」の働きを強力に阻害し、メラニンの生成をブロックします。
メラノサイトへの作用: メラニンを生成する細胞「メラノサイト」の活動を弱める作用も報告されています。
よくある質問 (Q&A)
Q1. どのくらいの期間使用すれば効果を実感できますか?
A1. 一般的には肌のターンオーバーに合わせて、まずは1ヶ月~3ヶ月継続していただくことで、少しずつ変化が期待できます。
Q2. 赤みや刺激感は出ますか?
A2. 肌質や濃度によっては、赤み、ヒリヒリとした刺激感、かゆみなどが現れることがあります。強い症状が出た場合は使用を中止し、ご相談ください。
| 費用(税込) | 5%軟膏 5g:1,100円 / 10%軟膏 5g:1,850円 |
|---|---|
| 使用方法 | 原則として1日1回(夜推奨)、洗顔・スキンケア後に、シミの部分より少し広めにはみ出すように塗布してください。 |
ハイドロキノンの禁忌・注意事項
【禁忌】成分アレルギー、妊娠中・授乳中の方。
【注意事項】紫外線対策の徹底(逆にシミが濃くなるリスクがあります)。酸化しやすいため冷蔵庫保管し、5%は3ヶ月、10%は1ヶ月以内に使い切ってください。
【副作用】接触皮膚炎(赤み・かゆみ)、極稀に長期間の使用による「白斑」のリ解。
治療中の最重要ポイント
徹底した紫外線対策と保湿: 治療中は肌が非常に敏感で乾燥しやすくなります。紫外線を浴びると、かえって色素沈着が悪化するリスクがあるため、毎日必ず日焼け止めを使用し、低刺激の保湿剤で十分にケアを行ってください。






