来院から約10分で終了。男性6種、女性9種のがんのリスクが一気に分かる、後払いの“がんリスク診断”
がん検診を一つずつ受けるのが面倒でなかなか受診できていない方。
- 公費のがん検診まで期間があって不安な方。
- がん検査で土日や有休を使いたくなくて、がん検査を受診できていない方。
- がんのリスクを知るために休日を使うとしてもなるべく手早く終わらせたくてがん検査を受けられていない方。
11月30日のメタロバランス検査ですが、実施まで2週間以上あるにも関わらず定員となりました。12月は年末の多忙な時期となりますので実施出来ない可能性が高いため、1枠2名ずつではありますが、対応出来るように増員いたしました。是非、ご利用下さい。
なぜ、がんのリスク検査を始めたのか?
令和元年に実施された「国民生活基礎調査」によれば、日本のがん検診受診率は、男性で胃がん、肺がん、大腸がん検診の受診率は4〜5割程度。女性にいたっては乳がん、子宮頸がん検診を含めた5つのがん検診の受診率は3~4割台となっていて、特に子宮頸がん、乳がんは、受診率が低い状況なのです。
では、諸外国ではどうでしょうか?乳がん検診・子宮頸がん検診は、国策として対策型検診が行われていて、高い受診率を維持しています。一方、アメリカでは任意型検診が主体であるにも関わらず、子宮頸がん検診・乳がん検診は高い受診率を維持しています。 これら先進国の中で、日本の受診率は40%台と極めて低いのが実情なのです。
だからナニ?
一方で長寿国といわれる日本では、昭和56年以降、一貫して悪性新生物(いわゆるがん)が死因のワースト1位で、実に4人にひとり(約26.5%)はこの悪性新生物で亡くなられているのです。若いから大丈夫と思った方もおられるかと思いますが、男女共通で5歳〜9歳、男性は45歳〜94歳、女性は35歳〜94歳まで、最も多くの方がなくなっているのです。
そこで、手軽に、一度にたくさんの種類のがんのリスクが、短い時間で、安価に分かるのであれば…。この状況に一石投じられるのではないかと考えました。
この検査は、特に多忙な現役世代、子育て世代の方などにも親和性の高い検査であると思います。
- 検査は採血(6ml)のみ。
- 男性は下記の6種類、女性は9種類のリスク診断を同時に。
- 説明を含めても所要時間は15分以内。通常診療のない休診日に実施します。
- 費用は全部で16,500円(税込)。採血がうまくいかなかった場合や、血液輸送中のトラブルなどで通常の検査結果が得られない場合に備え、費用は正常な検査結果が出てからの後払いとしました。
診断を受けるとなにがいいのか?
この検査方法を開発したのは、株式会社レナテックです。千葉県がんセンター研究所、神奈川県立がんセンター臨床研究所と共に研究を進めました。
「体調に変異を来すと血清中の微量金属元素濃度が変化する」という学説をもとに、「がん」においても微量金属元素濃度が変化するに違いないとの仮説を立てました。
そして、「がん罹患者」「健常者」の血清を使って、がん罹患時に変化する微量元素を特定する(Zn、Cu、Fe、Se、P、Mg、Rb、Moなど)と共に、微量元素濃度を安定的に低コストで測定する技術を確立したものです。メタロ・バランス検査は、受検者の方の血液中の微量元素等の濃度をがん罹患者のものと比較解析することで、その類似度合いで「がん」を発症している可能性(がんリスク)とするものです。
このため、この検査は、自覚症状が出る前のより早い段階でのがん発見も可能とする新しい検査ではありますが、採血時点での「がん」のリスクを評価するものであり、「がん」であるか否かをはっきり判断(確定診断)するものではありません。
では、どのくらいの精度の検査なの?
☆まず、具体的な判定方法はこのようなものです。
17種の微量元素濃度を測定し、それぞれのがんである確率を0.0~10.0の数値とA~Dの4段階のリスク集団に分類します。健康な人とがんに罹患している人のそれぞれの血液中の微量元素濃度バランスの違いを測定テーブル化し、微量元素濃度バランス(メタロ・バランス)の違いを比較し、その類似度によってあなたのがんである確率を0.0~10.0の数値(MBスコア)でお知らせするものです。数値は高いほど、がんであるリスクが高い事を意味します。
「リスク判定」は以下の4段階で行います。
A判定:「0.0~2.4」
B判定:「2.5~4.9」
C判定:「5.0~7.4」
D判定:「7.5~10.0」
☆リスク判定の意味
A判定 | がんとの類似性が極めて低いと認められることから、がんリスクも一般より低いと評価されます。 |
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B判定 | がんとの類似性が低いと認められることから、がんリスクは一般的な人と同程度と評価されます。 |
C判定 | がんとの類似性が若干認められることから、がんリスクも低くはなく、若干注意が必要と評価されます。 |
D判定 | がんとの類似性がいくつかの点で認められることから、がんリスクも相応に高く、注意が必要と評価されます。 |
具体的にデータをあげると、次のようになります。
☆メタロ·バランス検査の有意性とリスク
上の表を見ながら、このメタロ·バランス検査の可能性と、そして何より重要なリスクについて説明をしたいと思います。
→メタロ·バランス検査の有意性
例えば、日本人の男性(20歳から79歳)が「大腸がん」に罹っている可能性は約500人に1人です。メタロ·バランス検査でA判定となった場合は約3000人に1人しか大腸がんである可能性はないので、リスクは極めて低いと考えられます。
しかし、D判定となった場合はどうでしょうか?この場合は、約18人に1人は大腸がんであるのですから、より精密な検査を受けるべきだ、と判断することができます。
“なんだ、D判定と診断されたからって当たるのは5%くらいじゃないか”と思われた方も多いと思います。実際、そのとおりなのですが、国で推奨している“がん検査”も当たる確率は数%程度(陽性的中率といいます)であり、この場合は結局のところ精密検査を受けねば診断は確定しません。
長く、つらく、面倒で、単体でしか行えない検査が負担で、そもそも検診から遠ざかっていた方が、この検査によって、がんに対する意識を変え、リスクを直視する契機となるのであれば、弊院にとっても大変喜ばしいことだと思います。
→悪い判定だからといって必ずがんであるというわけではないリスク
繰り返しのようになってしまいますが、さきほどのご説明のとおりD判定とされても「大腸がん」である可能性は約18人に1人なのですから(20‐79歳の日本人男性の場合)、残りの17人はがんではないということになります。数の上ではD判定であっても、ほとんどの場合は”がんではない”と言える数値であるとも言えるでしょう。
→見逃しのリスク
先程の説明で述べたことの裏を返せば、日本人男性(20歳−79歳)の場合、A判定であっても約3000人に1人は「大腸がん」である可能性は避けられないということでもあります。このため、よい判定だからといっても、がんではないと言い切れるわけではなく、見逃しのリスクがあることは忘れてはなりません。
→検査に注意が必要な方、検査対象外となる方
また、次に該当する方は、そもそもリスク判定自体が正しくご報告できません。
必ずお読みください「MB検査の対象者」
MB検査は20歳〜80歳までの日本人の血液分析により開発された検査です。このため、これ以外の方が検査を受けられても有効な結果が得られる保証がありません。
また、以下に該当する方も有効な結果を得られません。
- 妊娠中または出産後6ヶ月未満の方
- 現在がんの方またはがん治療終了後1年未満の方
- 血液に係る病気を治療中の方
- 先天性の代謝異常の方
- 腎機能の低下または障害のある方
- 精神疾患で治療中の方
- 睡眠導入剤を服用している方
※検査日1週間前頃に送付される検査書類をご確認後にキャンセルもできます。たとえ当日、急なご都合でお越しになれなくなった場合でも、14日以内にご連絡下さればキャンセル料はかかりません(ご連絡くださらなかったときのみ30%のキャンセル料が必要となります。
検査の流れはこのようになります。
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検査申し込み画面より申し込み
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株式会社レナテックより検査関係書類を検査日の1週間前までに送付
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指定日時・場所で採血(検査関係書類は当日お持ち下さい)
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検査料の支払い(検査後3週間程でコンビニ払いハガキを送付)
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検査報告書ご自宅宛送付(採血から報告まで5週間程度)
メタロ・バランス検査に関わる情報をまとめます。
- 日本人の死因ワースト1は昭和56年以降、一貫して”悪性新生物”。男女共通で5‐9歳、男性は45‐94歳、女性は35‐94歳の死因ワースト1が”悪性新生物”。現役世代ほど、早期発見の必要があります。にもかかわらず、諸外国と比べて検査の受診率はあまりに低調。
- メタロ・バランス検査は、男性6種類(大腸がん、胃がん、肺がん、前立腺がん、すい臓がん、肝臓がん)、女性は9種類(大腸がん、胃がん、肺がん、乳がん、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん、すい臓がん、肝臓がん)の検査が同時にできる。
- メタロ・バランス検査は、わずか6mlの採血だけで診断結果が出る。
- メタロ・バランス検査は、説明を含めて15分以内(約10分)で検査は終わる。
- メタロ・バランス検査は、費用を支払うのは採血が終わって、正常な検査結果が得られたのを確認してからのすべて後払い(コンビニ支払い)。
- うめはら皮ふ科では、当面の間、木曜日に実施します。
通常診療がないので検査に専念できるのでスピーディな対応が可能です。
木曜日→がんのリスク診断で土日や有休を無駄につぶしたくない方におススメです。
D判定となっても”がん”ではない可能性もあります。
A判定となっても、見逃しの可能性もあります。
しかし、完全無欠の検査というものはなく、国の推奨するがん検査も陽性的中率は数%です。
私は、このリスク診断をつうじて、がん検査から遠ざかっていた方が、
より手軽に、そして気軽に、がんのリスクと向き合う意識を育み、
がんに備えることができるような地域づくりの一端を担ってまいりたいと願っております。
11月30日のメタロバランス検査ですが、実施まで2週間以上あるにも関わらず、残定員となりました。12月は年末の多忙な時期となりますので実施出来ない可能性が高いため、1枠につき2名様ずつですが、定員を増やしました。是非、ご利用下さい。