脂漏性皮膚炎

Q.どんな病気ですか?

A.脂漏性皮膚炎は、頭部や鼻、眉毛のあたり、耳、わきの下など、皮脂の分泌の多い部位によく見られます。3ヵ月未満の乳児と、30歳以上の成人に多く発症します。また、女性より、若干男性に多く見られます。乳児期には、黄白色の脂っぽい厚いかさぶたが付着し、思春期以降の場合は、頭部のフケが増え、細かい鱗屑(りんせつ)の付着した紅斑が生じます。乳児では大きくなるにつれ自然軽快する事も多いですが、中高年では慢性的に頭、鼻、耳などにフケが出て、かゆみも伴います。

 

Q.原因は?

A.皮脂分泌機能の異常や、皮脂を好む常在菌であるマラセチアに対するアレルギー反応などが考えられています。
Q.治療は?

A.原因となっている刺激物があればそれを避け、軽症の場合は抗真菌薬を外用します。炎症が強い場合は、短期的にステロイド外用薬も併用します。ビタミン剤内服を併用することもあります。この疾患用のシャンプーも市販されています。

 

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